Voice of the Day Vol.5 – ぺ・ミンギュさん(韓国)

インタビュー&構成:徳橋功
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インタビューシリーズ「」。世界中の国のそれぞれの記念日を、インタビューを通じてお祝いする企画です。

10月3日は「開天節」。韓国の建国記念日です。伝説上の王である檀君が即位して檀君朝鮮を建国したことを記念し、天に感謝する日とされています。この日にちなみ、韓国ご出身の方のストーリーをお届けいたします。

ぺ・ミンギュさん。沖縄県糸満市でゲストハウス「カタルシス」を運営しています。2階建てで中は広々、ご家族でゆったり快適に過ごせる空間・・・なのにこれ以上に無いくらい宿泊料はリーズナブルなのです。おそらくこのページをご覧になったら、きっと驚かれると思います。

今回は、そんなゆったりのんびり快適なゲストハウスを運営するぺさんの、これまでのライフヒストリーをお送りします。まさに“人に歴史あり”です!

*インタビュー@カタルシス(沖縄県糸満市)

 

根っからのエンターテイナー

私がこのゲストハウス「カタルシス」をオープンしたのは、昨年(2015年)の12月です。もともとここは空き家でしたが、とても綺麗な状態だったので、ゲストハウスにさせていただきました。それ以来、台湾や香港など沖縄から近い場所を中心に、フランスやイランからもお越しいただいています。でも、やはり多いのは私と同じ韓国人です。

ゲストハウス経営の傍らで、劇団も運営しています。地元の俳優がメインの「沖縄シェイクスピアシアター」です。実は私は、高校時代から俳優活動をしているんです。ゲストハウス経営も俳優も“人を楽しませる”という面では同じ。 特にお客様と飲む時とか(笑)ゲストハウスで杯を交わすこともあれば、外で一緒に飲むこともありますね。

 

俳優兼整体師に

私が元々日本に興味を持ったきっかけは、映画でした。中でも大沢たかおさん主演の「世界の中心で、愛をさけぶ」、浅田次郎さん原作の「鉄道員(ぽっぽや)」、岩井俊二監督の「Love Letter」ですね。だから日本に住み始める前に、私の好きな映画のロケ地を訪ねに日本中を旅しました。その最終目的地が、大分県の有名な温泉街である由布院でした。

宿泊したゲストハウスのおかみさんから、由布院にあるつかこうへいさんの劇団のことを聞きました。 だから実際にご挨拶に伺いました。日本でも俳優活動をやってみたいとお伝えし、先方は快諾してくださいました。それから韓国に戻り、日本語を勉強しました。

2007年に来日し、劇団のある由布院に行きました。でも劇団からお給料が出ないので、俳優だけでは食べていけません。

そこで、俳優として体の動きに興味があった私は、現地で整体マッサージの仕事を始めました。しかし“お客様が痛みを感じる部分をマッサージする”ことくらいしか分からなかったので、きちんと整体を学ぶため、福岡に行きました。とはいえ学校で学ぶのは言葉の壁があったし、学費もかかるので、まずは福岡で一番有名な整骨院で3週間ほど無給で働き、その後別の整骨院で、2013年頃までスタッフとして勤務しました。

 

温泉地から南の島へ

その後再び由布院に移り、劇団で俳優活動をしながらゲストハウスの経営を始めました。特にきっかけというのは無く、成り行きでした。当時は一軒家に一人で住んでいましたが、やがて淋しさを感じるようになりました。そこで思いつきました。「2階に2部屋あるし、お風呂は温泉。だから友人や知り合いを泊めたら僕も淋しくないし、彼らも喜んでくれるだろう」。そうして人を泊めているうちに、一人でも管理が出来ることに気づき、ゲストハウスをオープンしました。

由布院で経営していたゲストハウスは、業績は順調でした。しかし不動産会社との契約更新の時期を迎えたのを機に、閉めることにしました。

その次に考えていた場所は、 由布院にいた時から一度は来てみたいと思っていた、沖縄でした。でも現地のことは全く知らなかったので、まずは旅行に行くことにしました。ちょうど韓国で私が学んでいた大学の同じ学科の先輩が日本に来たいと私に言ったので、一緒に沖縄に行きました。

沖縄では観光がてらゲストハウスの物件を探しました。那覇市内はゲストハウスが無数にあり競争が激しいので、那覇空港へのアクセスが良く、海がすぐ近くにある糸満に目をつけました。7つほど物件を見て、今の場所にたどり着きました。そして2015年12月、先輩と一緒にこの「カタルシス」を立ち上げました。

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先輩は韓国で営業やプロモーションを行い、私は沖縄で運営。韓国からのお客様が多いのはそのためですね。

 

でもやがては、世界中からお客様をお招きしたいと思います!

 

関連リンク

カタルシス:www.airbnb.jp/rooms/9565370

 

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