ハナス・ジャスティンさん(アメリカ)

皆様、明けましておめでとうございます!昨年は大変多くの方々にお会いでき、またお話をお伺いすることができました。ご協力いただいた皆様、そして変わらずご愛顧いただいた皆様、本当にありがとうございました!

My Eyes Tokyo立ち上げ7周年を迎える2013年、私たちは新たな事業にも挑戦してまいります。危なっかしいことばかりする私たちかもしれませんが、引き続きご愛顧いただければ誠に幸いと存じます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、記念すべき2013年お一人目のインタビューは、大阪在住のアメリカ人。和の伝統を愛する、まさに新春にぴったりの方です!

 

 

Justin D. Hanus
Fake Food Japan 代表
(2001年に来日)

 

技術は日本がNo.1!!大阪発祥の食品サンプルを世界中に広めたい!

 

今回ご紹介する方は、大阪在住の「Fake Food Japan」代表、ハナス・ジャスティンさんです。

日本の独自の伝統技術である食品サンプル産業を、国内はもちろん海外にも広く知ってもらいたいという思いで、2012年5月から「Fake Food Japan」の事業をスタートされました。私たちがよく目にする、レストランなどのショーウィンドウに飾られている食品サンプルはもちろん、携帯ケースや名刺入れ、耳かきなど、日用品として使えるものもたくさん製作・販売しています。

ジャスティンさんはとても気さくな方で、日本語はとても流暢。インタビューさせていただいている間も笑いが絶えませんでした。大阪人に笑いが不可欠なように、長く大阪に住んでいるジャスティンさんにも、その「なにわの心」が根付いている気がしました。

*インタビュー@本町大阪市中央区
*インタビューby 山田多津(MET関西エリア担当)

英語版はこちらから!  

 

 

日本に来たきっかけ

もともとアメリカの大学でスペイン語が専門でした。そんな中、第2外国語で日本語を選択したというくらいで、最初は特に日本に興味があるというわけでありませんでした。その後単位の関係で、スペイン語か日本語どちらかを選ばなければいけなくて、最初はスペイン語を選んだのです。

ただ大学にいた日本からの留学生と友達になり、彼らがとても親切で、強い影響を受けて日本への留学を決めました。実はもともと、スペイン語圏のコスタリカへの留学が決まっていたので、両親にはなんとか説得しました。日本に行きたいと伝えると「日本で何をするの?日本でスペイン語を勉強するのですか?」と言われましたが、何か分からないけれど心が日本へ向いている!行かないといけないんだ!という気持ちなのだと説明しました。今思えば本当に挨拶くらいしかできなかったのにね・・・。

最初は本当に大変でした。泣きながら勉強しましたよ。来日後は愛知の大学に5ヶ月ほど通っていたのですが、もともと関西圏に友達が多かったので、2週間に一回くらいは関西に行くという生活でしたね。  

 

Fake Food Japanを設立された理由は?

もともと関西の情報を発信するブログを書いていて、ちょうど2年前くらいかな?たまたま食品サンプルの発祥が大阪だということを知って記事にしました。その記事を見た日本に住む台湾人の友達から「これはいい商売になるんじゃないか?」というコメントをもらったのがきっかけです。そしていろいろと探っていくと、外国人が多く購入しているにもかかわらず、海外向けのサイトがないことがわかりました。

その後、いろいろな制作メーカーに当たってみて、その中から「森野サンプル」という素敵なパートナーと出逢い、話が進んでいきました。現在はインターネットのみの販売なのですが、「お店はどこにあるのですか?」という問い合わせも多くいただくので、近い将来、店舗を設けられるようにしていきたいと考えています。

それに食品サンプル産業の発祥は、実は大阪なのです。もともと大阪にあったお弁当屋さんが、初めて大手デパート用食品サンプルを作り、それを皮切りに東海地方、中国地方と広がっていきました。そんな意味でも、この大阪でもっとこの食品サンプル産業を盛り上げていきたいと考えています。まだまだこれからですけどね!  

 

どんな商品を扱っているのですか?

メインビジネスは食品サンプル事業です。ただ、食品サンプルは主に法人向けなので、一般ユーザー向けの扱いやすい商品を作ることで、もっと食品サンプル産業自体が盛り上がるんじゃないかなという思いがあり、携帯ケースやイヤホンジャック、耳かき、フリスクケース、USBメモリ、名刺入れ、マグネット、キーホルダーなども作りました。

日本人にはイヤホンジャックや耳かきが人気で、外国人だとマグネットやキーホルダーが人気ですね。またオーダーメイドもやっています。ドラマとかCMのセット用品や海外から「日本食のレストランを経営するから食品サンプルを作ってほしい」という依頼や、日本語を教えているので教材として使いたいといった依頼もありますね。

海外だと、ヨーロッパとアメリカからの注文が多いです。先日はアメリカから「お財布にデコレーションしてほしい」という依頼がありましたね。お財布は3000円くらいで購入されたみたいなので、渡航費などを入れたらデコレーション代の方が高いですよね(笑)でも彼女はもともと食品サンプルが大好きで、自分にとってはオリジナルで1点ものなので、とても喜んでいました。そういうのを聞くととても嬉しいですよね。  

 

食品サンプル

 

 

iPhoneケース

 

 

イヤホンジャック

 

 

耳かき

 

 

フリスクケース

 

 

USBメモリ

 

 

名刺入れ

 

 

マグネット

 

 

食品サンプル産業で大阪を盛り上げたい!

先ほどお話ししたように、食品サンプルの発祥は大阪です。さらに大阪は、もともと食いしん坊の街!リーズナブルでおいしいものが多い!今店舗のお話しも頂いていますが、1号店は是非大阪でやりたいですね。

外国に関しては、店舗を作るのがいいのかは分からないけれど、各国の取引先業者との色々なパイプを作りたいです。今は個人ベースでオランダとフランスに取引先ができているのですが、もっとパートナーが必要ですね。日本食に限らず寸法と画像があれば何でもできますから。

食品サンプル産業は中国、タイ、アメリカでもありますが、技術レベルでいうと日本がダントツです!もちろんプライスでいくと勝てませんが、バイヤーが何を求めているかですね。質レベルでいうと絶対に日本がNo.1です。それに全て手作りで職人たちの想いが入っていますからね。

また、メーカーはマーケティングの方になかなか時間を割けないし、作ることに専念している。そこに私のような繋ぐ役目の人が入り、パートナーという意味で良いチームになっているので、この日本の伝統を世界に広げられたらいいなと思います。それにどうしても、外国人の観光というと関西は京都になってしまうよね。京都から大阪に寄って、すぐ東京へ移動というように。そういう意味でも大阪を盛り上げて「大阪といえばFake Food Japanがある」というような状態にしたいですね!やっぱり大阪で一泊してもらいたいね!

 

 

何かを選択する上でジャスティンさんが大切にしていることはありますか?

まずはコネクションです。頑張っていってもコネがないと、自分の目標まで達成するのが難しい。ただ、どこでどんな人と出逢うのかというのは、また別の問題。昔は僕も、よくいろいろな場所に行って名刺交換もした。ただ、その中で何人とやり取りをするかといったら数えるほど。戦略的に自分が会いたい人がどこにいるのかをもっと深く考えてそのために何をするべきかを考える。

例えば極端に言えば、5000円のイベントがあって、それに20回参加するよりも、10万円のイベントに参加する。そこにはその金額を払える人が来る。そちらの方が、自分の求めている人に会えるかもしれない。また、社長に会いたければ、彼らは休日ゴルフをしている人が多いから、ゴルフ場でバイトするとかね。極端な話だけどね。要するに何が言いたいかというと、コネの質が大切ということ。

次に、思いついたら失敗を恐れずすぐ行動することです。そしてそれと同時に辞める勇気。やって結果がでなかったら辞める!だからまずはリミットを考えてからやるっていうのも大切だよね。辞めても次がある! トライアル期間は必ず決める。集中しすぎたら万が一って時に対応しにくい。だから必ず保険はつくります。そういう意味では選択肢の数を増やすというのは大切なのではないでしょうか。

私も失敗を多くしました。失敗の数だけ学べる。次は気をつけようと思えるでしょ。まあ言うなら、起業は人生の一番の教育ですね。 仕事しながらサイドビジネスを試すというのが、一番やりやすいパターンかもしれないね。  

 

ジャスティンさんにとって、大阪って何ですか?

大阪は日本のハートです。

ガッツ=大阪じゃないですか?昔から首都じゃないけど商人の街だからね。東京も愛知も住んだけど、やっぱり自分にとっては大阪が一番住みやすいね。場所も好きだし、あと人情だね。

関西の人は生まれも育ちも関西で、関西を離れない人が多いでしょ。地元愛がすごくある。それと同時に、地方から来る人に対してもおもてなしの心があるし、誰でもウェルカムな感じが好きだね。特に関西人同士だとすぐ友達になってしまうよね。考えてみたら、海外で出会った友達も関西人が多いね。

きっと波長が合うんでしょうね。大阪ラブです。

 

ジャスティンさん関連リンク

Fake Food Japanホームページ(日本語版) http://fakefoodjapan.net/ Fake Food Japanホームページ(英語版)http://fakefoodjapan.com/ Facebook: http://www.facebook.com/fakefoodjapan Twitter: https://twitter.com/FakeFoodJapan *お問い合わせ(日本語・英語対応) info@fakefoodjapan.net  

 

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