新型コロナウィルスと人類の未来


ニスト/

 

新型コロナウイルスが全人類の生命を脅かしてきたことは、皆さんが地球上のどこにお住まいであっても疑いようのない事実です。都市封鎖からソーシャルディスタンス(社会的距離)、学校休校、巣ごもりでデリバリーな生活、マスクと手袋の着用まで、全て前例のない対策が、ウイルスの拡散抑制と犠牲者増加防止に向けて実施されました。

私自身、これらの対策に賛成か反対かと問われたら、賛成と答えるでしょう。例えば”ソーシャルディスタンス”がで日常的に使われる言葉になる前から、”パーソナルスペース”という言葉がありました。

誰かが皆さんにとって近すぎる距離にいる場合、その人に「パーソナルスペースに立ち入らないでください」と容易に言うことができました。だからソーシャルディスタンスの考えは特に目新しいものではありません。

手洗いも同じです。石鹸で手を洗いながら20秒数えるのは、自分の身を清潔に保つ効果的な方法だと思います(20秒は『ハッピーバースデー』の歌を2回歌うくらいの長さだそうです)。その時間の長さについては初耳でしたが(笑)

ウイルスの拡散を防ぐためにマスクを着けることに対しては、反論材料をそろえるのは難しいでしょう。

それでも私が懸念することがあります。それは、子どもを学校に行かせる一方で、彼らや彼女たちの残りの学校生活をマスク着用のまま過ごさせることです。正直、私が恐れているのはこれです。もし子どもが病気で、咳や鼻水や熱などの症状が出たら、親御さんは責任を持って子どもたちを休ませて菌の拡散を防ぐべきだと思います。

私はあえて、予防対策はこのアメリカでマスク着用の代替策になり得ると言います。の習慣を見てください!校内では靴を脱ぐとか、あと私が気づいたことは給後の歯磨きです。それは私が教えていた学校で実施されていました。歯磨きは口腔内感染を防ぐ決定打となります。ちなみに日本には「80歳になっても20本以上の歯を残そう」と提唱する「8020運動」が学校で推進されています。

私は、握手の代わりにお辞儀であいさつすることも推進してみたい。それはこれまで全く行われてこなかったと言っても過言ではないでしょう。私たちの手に付着している菌の数について、もはやその存在を当たり前のことと思うべきではありません。指先や肘には推定200万~1,000万のバクテリアがいるわけですから。

というわけで、少しの間お休みをいただきます。どうか皆さん、お元気で!

 

ダニエル・ペンソ
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米カリフォルニア州在住の日英翻訳家。1999年~2009年の約10年間住んでいた東京を”第2の故郷”と呼ぶ。趣味は、食。日本への旅行時にはを楽しむ。
*ダニエル氏の詳細は以下のページをご覧下さい。
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