神戸ITフェスティバル2012に行ってきました!

こんにちは!My Eyes Tokyo内でからの様々な情報をお届けしています、山田多津です。今日はで行われたイベントと、そこで出会った素敵な方々をご紹介します♪

*Twitter@tazu888      

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  

 

2012年10月5日・6日、神戸市産業振興センターにて「神戸ITフェスティバル2012」が開催されました。

 

 

神戸xIT

「神戸ITフェスティバルは」は”神戸”の地で開催する、地域貢献型イベントです。

今日の社会生活において、情報技術(IT)と情報通信技術は私たちの生活に広く浸透しています。近年のスマートフォンやタブレットPCなどの多機能通信端末の登場により、さらに生活の中で身近になることで情報流通が活性化し、社会に様々な便利を供するようになりました。しかし一方で、ITを積極的に活用する人々にとってのみ有用となっているという現状もあります。これが「情報格差(Digital Divide)」。 これは個人差のみならずにとっても同様です。「神戸ITフェスティバル」は、この情報格差の解消こそが住民サービスの向上や、経済活動の発展につながる重要な課題と位置づけ、神戸および関西圏のIT 技術者、企業関係者などの有志により実行委員会が設立されました。

「ITで神戸の未来をもっと素敵に」をスローガンに2011年4月に第1回が開催されたこのフェスティバル。2回目の今年は「単発のイベントで終わらせず、ITで神戸が盛り上がる1週間にしたい」ということで、開催1週間前から「神戸ウィーク」と題し、1泊2日で有馬温泉につかりながら肩書き、常識を脱ぎ捨てアイデアを練りだす合宿形式の「神戸コンテスト」や、奇数月の第2木曜日に三宮で行われている「神戸IT飲み会」の特別開催など、関連ITイベントも多数開催されました。  

 

「あなたに近づくITコミュニケーション」

今年のテーマは「あなたに近づくITコミュニケーション」。約100種類の講演・セミナー、約30種類の展示ブース、約10種類の参加型イベントが順次開催されIT関係者のみならず、学生や主婦など様々な立場の方が一堂に会しました。人気の講演は立ち見もでて大盛況!その模様はustreamでも配信されました。

 
参加者の男性率高し!ITって言葉がついてるからなのかな~?ちょっと不思議。


IT関連書籍展示販売ブース。サイン会も行われていました。


有馬温泉協会が足湯スペースを提供。手前のオジサマに 「撮影料2万円やでー」って言われました!笑 みんなほっこり♫

 
株式会社リョーインのデジタルサイネージおよびコミュニケーションロボット「wakamaru(ワカマル)」くんの展示。
(左)上目遣いがかわいすぎる!
(右)じゃんけんもできるよ。胸にある丸いマークをみてね!

 

私が参加したのは1日目。しかも残念ながら数時間しかいられませんでしたが、それでもいくつかのセミナーに参加することができました。

 

「これからの時代の働き方」対談

佐々木俊尚氏(作家・)x ㈱クラウドワークス 吉田浩一氏 x カフーツ 伊藤富雄氏

主に近年注目されている「ノマドワーカー」いわゆる”ノマド”についてのお話でした。ノマドはで「遊牧民」の意味。つまりノマドワーカーとは「オフィスを持たず、働く場所を自由に選択する」といった働き方をする人たちのことです。

佐々木俊尚さんは、2009年に発売された『仕事をするのにオフィスはいらない -ノマドワーキングのすすめ』の著者。佐々木さんは、これからさらにこういった働き方をする人たちが増えると言います。 その傾向への対策として、ノマドワーカーたちが働きやすいような整備や雇用システムなどが、今後ますます必要に迫られているとのこと。たとえば「ギルド化」という現象について言及されましたが、これは組合が力を持つということ。それにより今後、仕事はプロジェクト型に変わっていくとされ、情報交換が今まで以上に重要になり、同じ業種の人間同士が仲良くする事も必要となってくるそうです。

このようなノマドワーカーたちの仕事場兼交流の場、それが”コワーキングスペース”です。その第1号が、2010年5月に神戸にオープンした「カフーツ」。しかしその後は東京がコワーキングスペース現象の中心となり、現在国内で200か所くらい存在するにも関わらず、関西にはまだまだ少ないのが現状です。

また一方で「ノマドワーカーはフリーターと同じではないのか」というネガティブな意見も多く、まだまだ日本では受け入れは難しいという現状もあるようです。実際にノマドワーカーとして働いている方々が増え、実体験も含め議論が行われる状況になれば、少し変化がでてくるのではないでしょうか。

 

神戸モトマチ大学セレクション 「まなざしのデザインから創造性の共有社会へ」

ゲストスピーカー:ハナムラチカヒロ氏
ナビゲーター:神戸モトマチ大学 村上豪英氏
 

ハナムラチカヒロさんはランドスケープアーティスト、俳優、風景異化研究者など本当に幅広く活動をされている方です。今回は神戸モトマチセレクションという枠で「まなざしのデザインから創造性の共有社会へ」という内容のお話しをされました。

風景は想像力でできていて、私たちは無意識に風景を固定化しています。それを異化する(ずらす)ことが”まなざしデザイン”。見えないものを見えるようにする補助線のデザインなのだそうです。 もう頭がパンクしそうなくらいの情報量で、ここでは全てを正確にお伝えできる自信がないので省略させていただきます!またどこかでお話しを伺いたいと思っておりますのでその時に詳しくお伝えしますね。

今回はハナムラさんの代表作をひとつご紹介します。


※こちらの作品は2012年、日本空間デザイン大賞・日本経済新聞社賞を受賞しました。

「まなざしデザインから次の社会の補助線を描く」
生死に関わるもっとも厳しい公共空間、それは病院です。
そこで行われたハナムラさんによるランドスケープ・インスタレーション「霧はれて光きたる春 Shining Spring after Clearing Fog」。病院内の光を採るだけのものになっていた吹き抜け空間に意味を見出し、霧を作ってシャボン玉や雪を降らせました。みんなが空を見上げた。霧もいつかは晴れるだろう。それらを見ている人たちはみんなや看護士や患者でもない。そんな時、その人を信じられる気がしませんか。  


ハナムラさん、素敵なお話をありがとうございました!  

 

My Eyes Tokyo

Interviews with international people featured on our radio show on ChuoFM 84.0 & website. Useful information for everyday life in Tokyo. 外国人にとって役立つ情報の提供&外国人とのインタビュー

コメントを残す