ベトナムフェスティバル2013 密着レポート!

取材&構成:徳橋功
ご意見・ご感想は itokuhashi@myeyestokyo.com までお願いします。

今年の夏は暑すぎました。それまで最高気温とされていた40.9度を超え、史上最高の41.0度を記録。その暑さは10月まで続き、観測史上最も遅い猛暑日を記録。そして「10年に1度」といわれた大型の台風26号が、日本列島に数々の爪痕を残しながら通り過ぎ、ようやく秋らしい気候となりました。

そんな「史上最○」を数多く記録した2013年、初秋の東京・代々木公園で行われた「ベトナムフェスティバル」も史上最高の盛り上がりを見せました。それは今年が、日本とベトナムの外交関係樹立から40年を迎えた節目の年だからです。2008年に初回を開催し、今年6回目を迎えたベトナムフェスティバル。開会式には秋篠宮御夫妻をお招きし、厳かな雰囲気の中で「史上最高の祭典」の幕が切って落とされました。

私たちMy Eyes Tokyo(MET)は、そんなフェスを一風変わった視点からお伝え致します。ベトナムフェスティバルの広報担当、杉山”びび”彩香さん(以下「びびさん」)の1日を密着レポート。大舞台の裏側に迫りました。

*METインタビューwithびびさん:こちらをクリック!
*撮影:My Eyes Tokyo & ベトナムフェスティバル実行委員会

 

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9月14日、午前7時。
まだ人気の無い代々木公園の一隅に、どう見てもカタギではない方々が続々と到着(笑)早速、本部インフォメーションのテント内で全体ミーティングが始まりました。
実はこの日、関東地方に刻々と台風が近づいていました。初日は何とか乗り切れるかもしれないが、2日目は中止を迫られる可能性も。スタッフの顔に一瞬緊張が走りましたが、この日の青空を信じてキックオフ。

 

 

午前8時。
場所を移して再び打ち合わせ。ベトナムフェスティバル事務局長で衆議院議員の青柳陽一郎氏が議論の輪に加わりました。約3時間後に迫った開会式には、秋篠宮御夫妻がご登壇。周辺道路の通行止めや、御夫妻のお車の動線、また開会式の進行などを確認。

 

 

 

午前8時40分。
日越スーパーエンターテイナーの登場を待つステージに一足早く上がり、と盛り塩でお清め。そして成功を祈って日本とベトナムの国旗に一礼。

 

 

 

ステージから下り、スタッフをねぎらう広報担当のびびさん。白いアオザイが目にまぶしいボランティアの方々とパ

 

開会式の準備の進み具合を確認するびびさん。その間に少しだけお話を聞いてみました。

「ベトナムフェスティバルは、毎年毎年大きくなるから面白いですね。第1回目当時、私は単に出演者の一組である”Gypsy Queen”のマネージャーに過ぎなかったのに、今ではフェスティバル全体の広報担当をさせていただくまでになりました。
やっぱり今年は40周年ということで、開会式には秋篠宮殿下や紀子様がいらっしゃいますし、ベトナムの国民的ヒーローで、現在はコンサドーレ札幌で活躍するJリーガー、レ・コン・ビン選手も会場に来られます。それに新しい試みである”フェスコン”というのもありますから、私自身がアピールし切れないくらい、今回のフェスは催しが目白押し。だから、今日は忙しくなりますよ!」

・・・はい、私もできる限り追いかけます!

 

午前9時50分、陣が来場。びびさんが撮影場所を指示します。

 


午前11時。開会式が始まりました。華麗なアオザイショーに続き、秋篠宮御夫妻がご登壇。ベトナムのトップアーチストによるベトナム国歌斉唱、そして全国合唱コンクールなどでその名を轟かせている、横浜市立中沢小学校合唱団による「君が代」斉唱へと続きました。リハーサルの時はTシャツに半ズボンでステージに上がった彼ら。普通の子どもたちにしか見えなかったのに、その声はまさに「天使の歌声」でした。美しいハーモニーに乗って、日越外交関係樹立40周年を記念する第6回ベトナムフェスティバルの幕が開きました。

 

お昼をはさんで午後1時。この日最初の取材が入ります。TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」内のコーナー「いまどき研究所」でパーソナリティを務める「日経エンタテインメント」編集長の品田英雄さんが、びびさんにインタビュー。今回のベトナムフェスティバルの新企画である「フェスコン」の紹介や、会場内で飲食できるお勧めの食べ物や飲み物を紹介しました。

ちなみにびびさんのお勧めは「バインミー」と「バーバーバービール」でした。詳しく知りたい方は、早速ググってみてくださいね!

 

この後も日本テレビ「news every」ベトナムTVベトナムの声放送局の取材が入りました。

 

 

 

フェスに出演のアーティストたちが宿泊するホテルにて、出演者のマネージャーさんやさんたちと今後の流れを打ち合わせ。

 

 

 

 

午後4時15分。
代々木公園に隣接する場に、ベトナムの国民的ヒーローが姿を現しました。レ・コン・ビンさん「コンサドーレ札幌」で活躍するベトナム人初のJリーガーです。サッカーキッズ数十人を相手にサッカー教室、しかも一緒に実際にプレイするという、サッカー好きにはたまらないメニュー。

 

 

 

一方メインステージでは、あの中西圭三さんが伸びやかな歌声で客席を大いに魅了していました。若い人たちにはEXILEでおなじみ「Choo Choo Train」も披露。実は中西さん作曲なのです!

 

 

 

 

 

中西さんがステージを降りた後、楽屋で迎えるびびさん。この後もアーティストがパフォーマンスを終えて楽屋に戻るたびに、さっと冷たいおしぼりを手渡すきめ細やかな心遣いが光りました。

 

 

 

夜のステージが始まる前に、ベトナム側の出演者のDVDを、アオザイなどを販売するブースに置いてもらうよう交渉。

メインステージに戻る途中にも、日本人、ベトナム人問わず声をかけられるびびさん。国境を越えた「愛され女子」です♪

 

 

 

午後5時。場所を移してレ・コン・ビンさんの記者会見。日本のメディアが若きベトナムのストライカーに質問のシュートを繰り出しました。

 

 

 

 

 

記者会見後、レ・コン・ビンさんの密着取材を行っていたNHK札幌放送局のクルーをステージに誘導。この後、レ・コン・ビンさんはステージから客席に挨拶することになっていました。

 

 

 

さあ、いよいよ初日をしめくくる「LOVE VIETNAM SHOW」!日本とベトナムの出演者が輪になり、円陣を組んで気合いを入れました。

徹底して裏側取材を貫くMy Eyes Tokyo、舞台袖からのショットをどうぞ!クリックで拡大します。

 

夜8時、初日のベトナムフェスティバル終了。どこで情報を得たのか、いわゆる”出待ち”のファンたちが、メインステージの裏に集まっていました。でもベトナムのアーティストたちは至ってフレンドリー!ファンとの記念撮影に、めちゃくちゃ気軽に応じていました。

 

そしてマイクロバスに乗って、出演者の宿泊するホテルに向かいます。通訳さんと共にガイドをするびびさん。の席に座っていた出演者のヴィオアンさんに、私は勇気を持って英語で話しかけてみましたが、この時も”出待ち”の人たちに対してと同じく気さくに応じて下さいました。ベトナムでは、もしかしたらアーティストとファンの距離が日本以上に近いのでしょうか?

 

慌ただしい一日は終わりました・・・皆さん、本当にお疲れさまでした!

 

追伸

・・・ところで、台風直撃が予想された翌15日。
2日目のLOVE VIETNAM SHOWは、こんな感じで大いに盛り上がりましたよ!!!

次回のベトナムフェスティバルは、2014年9月13日(土)・14日(日)。皆さん、今から予定を空けておきましょうね!

 

関連リンク

ベトナムフェスティバル2013 http://www.vietnamfes.jp/

 

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